「流星の絆」(TBSクオリティー)
少し前のことだけど、小説の「流星の絆」を読み終わろうとしているときに、TVドラマで「流星の絆」が始まったので、読むのと観るのが同時進行になりました。
まず、小説の方。
こちらは、すごく良かった。
俺たちって流れ星みたいだな。
あてもなく飛ぶしかなくって、どこで燃え尽きるか分からない。
だけど、俺たち三人はつながってる。
いつだって絆で結ばれてる。
だから、何も怖がるな。
この、「流星の絆」を意味する長男の言葉。
決意が伝わる、とても良いシーンです。
さて、小説がかなりシリアスなのに対し、TVドラマは、ずいぶんコメディタッチでした。
それでも、あれだけ面白くデフォルメされれば、あれはあれでアリだと思います。
あれほど笑ったのは久しぶりでした。
中島美嘉の役どころが面白くて面白くて
。
ただ、TVドラマでは、絶対に納得できない大きな問題がありました。
#以下、ネタバレを含むので、これから読む(観る)人は
#読まないほうがいいです。
小説では犯人は自殺してしまうのですが、TVドラマでは死にませんでした。
まぁ、それはそれで、終わり方としては良いと思います。
ただ、“拳銃を持ち出した”というのがいただけない。
実は、制服警官のように、見るからに警察官な人は拳銃を携帯していますが、私服警官は拳銃は持ち歩いていません。
「踊る大捜査線」の1シーンにもあったように、私服警官が拳銃を携帯するときは、よほど特別な理由があるときだけです。
しかも、上からの携帯許可がある場合に限られます。
つまり、TVドラマのシーンにあったようなシチュエーションでは、拳銃の携帯許可は下りないと思います。
それを、最後の最後にあのように拳銃を持ち出して、拳銃自殺をしようとした最終回。
リアリティーゼロです。
「あぶない刑事」じゃないんだからさ…
アホかっつーの。
最終回までは、「TBSのわりには面白いドラマを作っているな」と思って観ていたのですが、あのラストで全部台無しです。
あれはいくらなんでも、原作に対して失礼なんじゃないかな。
ちなみに、上に書いた、「流星の絆」を意味する一番大切なセリフは、TVドラマでははしょられていましたね。
まぁ、そいうところ諸々が、所詮はTBSクオリティーなんでしょうね。
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